スプリント: Notionのスプリント管理システムでシンプルに
スプリントの計画と実行をシンプルにして、チームの課題解決と新機能のリリースをスピードアップしましょう。
- Notionのプロジェクト&タスクシステムへのスプリントの追加
- Notionでのスプリントの実行
- 1. 最初のスプリントの開始
- 2. スプリント全体を通じた作業の管理
- 3. スプリントの完了
- スプリントをシンプルに
スプリントは、アジャイル手法を構成する1つの要素であり、特にエンジニアリングチームとカスタマーエクスペリエンスチームが作業を明確に管理し、タスクの時間枠を設定して、新機能をより迅速にリリースすることを可能にします。
すでにNotionでプロジェクトとタスクを管理している場合、スプリントに別のツールを使用しなければならないとすれば、管理の複雑さが増すばかりです。
代わりに、Notionのプロジェクト&タスクにスプリント管理を含めれば、タスクの新規作成と割り当て、プロジェクトへのタスクのリンク、チームのスプリントの管理を、相互に接続された透明性のあるシステムで行えるようになります。
このガイドでは、以下について解説します。
プロジェクト&タスクシステムへのスプリントの追加
Notionを使用したスプリントの計画、実行、振り返りの調整
Notionのプロジェクト&タスクシステムへのスプリントの追加
Notionでプロジェクト管理システムをゼロから作成する場合は、サイドバーの テンプレート
メニューから プロジェクト、タスク、スプリント
をワークスペースに追加します。
「プロジェクト&タスク」テンプレートを基にしたシステムを使用している場合は、既存のデータベースに追加の管理レイヤーとしてスプリントを追加できます。
手順は以下のとおりです。
タスクデータベースに移動します。
データベースの上部にあるオプションメニュー
…
を開きます。スプリント
を選択し、スプリントをオン
をクリックします。
スプリントと呼ばれる3番目のデータベースが作成され、リレーションプロパティによってタスクデータベースにリンクされます。サイドバーにスプリントボードも表示されます。
これで、タスクをスプリントに接続し、スプリントボードで管理できるようになりました。
スプリントはタスク形式のデータベースにのみ追加できます。
Notionでのスプリントの実行
Notionを使用すると、チームのすべてのタスク、プロジェクト、スプリントがシームレスに接続できます。また、リンクを使って、議事録、ドキュメント、タスクの関連情報などに簡単に戻ることもできます。
ここでは、Notionでのスプリントプランニングとその実行について説明します。
1. 最初のスプリントの開始
スプリントデータベースでキックオフミーティングを開始し、「スプリント1」を開きます。このスプリントの スプリントステータス
プロパティには 現在
というタグが付けられています。
必要な場合は、スプリントの開始時期と持続期間に応じて、開始日と終了日を調整します。ここでは、計画メモ
のトグルを使用して、スプリントに関するメモを取ったり目標を記録したりすることで、追加の計画を行うことができます。
次に、スプリントボードのスプリントプランニングビューに移動します。これが最初のスプリントである場合、すべてのタスクは バックログ
にあり、どのスプリントにも割り当てられません。
このビューで未処理のタスクをすべて確認し、現在のスプリントにタスクを割り当てる場合は、「スプリント」プロパティに移動して「スプリント1」をクリックします。このプロセスをスピードアップするには、左端の列にあるチェックボックスを使用していくつかのタスクを選択し、「スプリント1」にドラッグします。
2. スプリント全体を通じた作業の管理
タスクがスプリントに割り当てられると、スプリントボードの「現在」のビューでタスクを簡単に閲覧できるようになります。このKanbanレイアウトでは、すべてのタスクがステータス別に整理されて表示されます。
スプリントの期間中、チームメンバーはこのビューで各カードを移動し、タスクのステータスを更新します。
新しいタスクを追加する必要がある場合は、スプリントボードから直接追加できます。「新規」カテゴリーの「+」をクリックして新しいタスクを追加し、オーナーを割り当てます。
3. スプリントの完了
通常、スプリントは振り返りで終わります。振り返りでは、チームとのミーティングを開き、スプリントの成功を分析して、未完了のタスクがある場合は対応方針を判断します。
Notionのスプリントシステムを使用すると、進捗状況を確認して、次のスプリントに進む際にタスクの抜け漏れや見逃しが生じるのを防ぐことができます。
スプリントを完了するには、以下の手順で操作します。
スプリントボードの
現在
のスプリントビューに移動します。スプリントを完了
をクリックします。ダイアログボックスが表示され、次のスプリントの開始日と終了日を調整するオプションが表示されます。また、未完了のタスクを次のスプリントに移動するか、バックログに移動するか、現在のスプリントに保持するかも選択できます。
スプリント1を完了
をクリックすると、このスプリントは「過去」のスプリントとなり、「スプリント2」が「現在」のスプリントとして割り当てられます。
スプリントをシンプルに
エンジニアリングチームとカスタマーエクスペリエンスチームは、いずれも多くのタスクを抱えており、作業の進行やタスクの完了状況を追跡するための効率的なシステムが必要です。
Notionのスプリントでは、タスクを簡単に整理し、各スプリントの成功と未達成の作業を明確に測定できます。
Notionでスプリント計画をシンプルにする方法を、いくつか紹介します。
スプリントの自動化: スプリントの完了と作成の自動化を有効にして、手動の作業を少なくし、チーム全体の作業を効率的に管理します。オプションメニューの
スプリント
に移動して、スプリントの自動化
をオンにします。
スプリントの開始時間と終了時間のカスタマイズ: スプリントのオプションメニューでは、スプリントのデフォルトの継続期間と、新しいスプリントを開始する日を選択できます。
スプリントの成功の分析: スプリントデータベースには、スプリントごとに完了したタスクの割合がプログレスリングとして表示されます。各スプリントを並べて比較し、時間の経過に伴う効率性の推移を追跡できます。
過去、現在、未来のスプリントを俯瞰:
スプリント
データベースのタイムラインビューは、各スプリントがどのように関連するかを示します。ほんの数クリックでタスクの関連情報を確認: タスクはリレーションによってプロジェクトに紐づけられているため、各タスクに対応するより大きな取り組みをすぐに確認し、役立つ関連情報を表示できます。
スプリントの完了時にSlack通知を送信: データベースオートメーションをスプリントデータベースに追加できます。たとえば、あるスプリントが完了して新しいスプリントが始まったときに、チームのSlackチャンネルに通知を送信できます。
テンプレート
プロジェクト、タスク、スプリントのテンプレートはこちらから入手できます。
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